いろんな感情を感じた方が自分の人生をいい感じにハンドリングできるようになる
こんにちは、後藤です。みなさん、2020年はどんな年だったでしょうか?私にとっての2020年はとても良い年でした。なぜ良い年だったのか?その要因の1つとして感情を積極的に感じて解消したからだと思います。なぜ感情を積極的に感じることで良い年を過ごせたのか?今回のコラムではそれについて書いていこうと思います。みなさんにとって2021年を過ごす上でのよいネタになれば幸いです。
この記事の目次
怒りを感じる
と言うわけで早速怒りを感じてみましょう。しかし怒りが出た際に「いい年こいて、こんなことで怒ってしまって・・・私はダメな大人だな・・・」という想いが出てくるのではないでしょうか?はたまた、怒りが出てしまった時に「自分が悪い人間になってしまうのではないか・・・」と思う人もいるのではないでしょうか?それとも自分が怒りを感じてしまうと「他人に迷惑がかかるのでは・・・?」と思ってはいないでしょうか?
ここでのポイントはこれら「私はダメな大人だ・・・」「私はドンドン悪い人間になっていっていく・・・」「みんなに迷惑をかけたらどうしよう・・・」みたいな想いを認識しつつ、怒りを感じるということです。実際に口に出すと問題になってしまいますが、心の中で怒りを感じる分には私の経験上問題が発生していないと思います。
具体的な方法としては、心の中で気の赴くままに怒りを感じればOKです。「あいつ、嫌なやつだなぁ!!」「私の上司は口だけで無責任だ!!」「頑張っても給料上がらねぇ〜なぁ〜」など怒りに関することなら何でもOKです。
しかしここで「そんなことしたら怒りが爆発するのでは?」と思う人がいるかもしれません。怒りが爆発するメカニズムですが、要は怒りを感じずに長いこと怒りを溜め込むことが原因です。その怒りが限界点を超えたときに俗に言う「怒り爆発」の状態になるのです。そのため、怒りが発生した時に怒りを感じることで「怒りの溜め込み」が減少し、怒り爆発の状態になりにくくなるのです。
コツとしては誰にも聞こえない声で「アイツ、ムカつく〜」などと言うことです。こうすることで、自分が今感じている怒りをより認識しやすくかつ、感じやすくなります。しかしくれぐれも他の人に聞こえない声で言ってください。聞こえてしまうと大変なことになるので・・・。
これをやっていくことで、今までご自身の中に蓄積されていた怒りの感情がクリアになります。そうなることで、とあるシュチュエーションにおいて「あれ!?自分全然イライラしていない!!」のような面白い現象が起きてきます。
怖れを感じる
さて次は「怖れ」を感じてみましょう。なぜ「怖れ」を感じるかというと、「怒り」の根本原因が「怖れ」だったりするわけです。詳細は2020年11月の私のコラムをご参照ください。
要は怖れを隠すために怒ってしまうパターンです。私もよくやりました。しかしこの怖れをしっかり感じることでそれを隠すための怒りも発生しなくなるという一石二鳥の効果があります。なので、個人的には結構オススメです。
やり方は怒りの感じ方と一緒です。では、早速怖れを感じてみましょう。ここでもいろいろな想いが出ると思います。「こんなこと思っている自分が情けない」「怖がってはいけない」「怖すぎてもう無理!!」などです。ここで怖れを感じていくうちに「怖すぎて無理!!」ということで怖れを感じることが嫌になってしまうことがあります。その場合、無理やり感じ続けてしまうと「もう無理!!やーめた!!」というように感情を感じること自体が本当に嫌になってしまいます。
ここでのポイントは「私は〇〇が怖い!!」などのように、自分が怖れの感情を持っていることを認識することから初めていくことです。要は徐々に肩慣らししていくイメージです。そして慣れているきたら、いよいよ心の中で怖れを感じていきます。感じるものは何でもよいです。例えは「この仕事が終わらない・・・」「お客さんが怖い・・・」「業務報告が嫌だ・・・」など本当に何でもよいです。
この怖れの感情を感じている時に、実際に身体がブルッと震えたりしてしまいます。これは怖れをしっかりと感じられている良い傾向だと思います。しかし身体がブルっとしてしまったりすると周りの人が気にするのでは・・・?これについては私の経験上、意外と気づかれません。
これをやっていくことで、物事を淡々とこなすことができるようになります。そして「あれっ、今日は全然ビビっていない!!」と後々になって怖れが解消されていることに気づくという面白い現象が起きてきます。
楽しさを感じてみる
実は日常生活において、楽しさを感じることに抑圧がかかっているのではないかと思います。どういうことかというと「もっとやんなきゃ!!」や「みんなが大変な思いしてるのに自分だけ楽しんではいけない」や「苦労しないと成果が出ない!!」などの想いが楽しさを感じることを抑圧しているような気がします。特に仕事をしている時は、仕事自体は楽しいのにこれらの想いがその楽しさを感じるのにブレーキをかけているのでは?と思います。
ここで楽しさを感じるポイントです。楽しさを感じつつ、「もっとやんなきゃ!!」という想いが出てきたらそれを認識することです。ここで「もっとやんなきゃ!!」という想いを無視するとこれを隠すかの如く、過剰に楽しんでしまいます。例えて言うなら、調子に乗ってお酒を飲みしぎて、その瞬間はものすごく気分はいいのですが、その後ものすごく気持ち悪くなるイメージです。
これを行うことで、今まで当たり前のようにやっていたことや、何気なくやっていたことに楽しさを感じるようになると思います。俗にいう「地味に楽しい」と思うことが増えてくると思います。この「地味に楽しい」という感情が芽生えることで、等身大の自分でいろんなことを楽しめるようになります。
感情を感じることはスポーツに似ている!?
これまでいろいろ文章を書きましたが、いざ実践するとなるとなかなかできないと思う方もいるかもしれません。正直その通りだと思います。個人的には感情を感じることはスポーツに似ているのではないかと思います。
例えばみなさんがゴルフを始めたとしましょう。おそらく始めて最初の方は今まで使ったことのない筋肉が激しい筋肉痛になるのではと思います。あるいは今まで剥けたことがない箇所の皮膚が剥けたりと最初は何かと痛い思いをするのではと思います。しかしある程度トレーニングをすることでゴルフをするための身体になり、ゴルフ自体を楽しめるようになると思います。
感情も同様で、感情の感じる最初の段階ではいろいろ大変なことが起こると思います。私の場合は感情を感じるようにした最初の頃は頭がクラクラしたりしました。しかしだんだん慣れてくると、自分から今この瞬間に感じている感情を主体的に感じるようになってきました。そして身体が感情を感じることに慣れてくると、感情を感じないようにしていると体調不良になりやすくなってしまいました。
というわけで、感情を感じ始めると最初は大変ですが、慣れてしまえばいい感じになります。
感情を主体的に感じることで自分の人生をハンドリングできるようになる
さてなんで私が感情を感じることは重要だと言っているのか?これは私の経験上「自分の人生をハンドリング」というメリットがあるからです。
なぜか?感情を常日頃感じることで、感情の滞りが少なくなります。この感情の滞りは自分自身は何を考えているのか?自分自身は本当は何をしたいか?という自分の本音をボヤかす性質を持っています。この自分の本音をボヤかす感情の滞りを少なくすることで、自分自身の本音つまりは自分は本当は何を考えているのか?自分は本当は何をしたいのか?をキャッチしやすくなると思います。これら自分の本音をキャッチするすることで、他人の目をあまり気にしなくなったり、極端なマイナス思考になりにくくなります。その結果、自分が本来やりたいことがだんだんとできるようになります。仮に何かトラブルが起こっても最初はビックリしますが、なんだかんだで対処できることが増えてきます。私はこの状態が「自分の人生をハンドリング」している状態なのだと思います。
さて2021年のおそらく先が読めない年になると思います。周りの状況に合わせて対応することはもちろん大事です。しかしそれにプラスして自分が日頃感じている感情を積極的に感じて、自分がやりたいことベースで生きる年にしてみてはいかがでしょうか?
感情カウンセラー/エンジニア
機械系の大学院卒業後、自動車メーカーで働いていました。
その時から怒りが溜まりに溜まり、とてもよくキレていました。
本当にキレまくっていたため本当にこれはヤバいと思い、感情のことを学び始めました。
感情のことを学んでからは、仕事も楽しく、人間関係も良くなり、転職の際は年収が100万程度上がるなど、いいことがたくさん起こりました。
というわけで感情をクリアにすることは良いことだと思い活動しています。