自分を好きになれない、責めてしまう理由
駄目な自分、自分を好きになれない、自分なんて…
多い悩みかもしれません。
私がクライアントとして、お世話になった理由の一つです。
この記事の目次
やるべきことが進まない
一昨年、やるべきことが進まない時に、自分を責めていました。
思っていることと、行動が伴わないことが続いていた。
行動しているけれど、とても遅い状態。
セミナーの中で、自分を責めていることを教えていただいた。
癖は分かっていたのですが、また出ていました。
私は自分の中に、相反する価値観があります。
葛藤が起こりやすい。
行動することに、抵抗していました。
停滞している自分を、許せない自分も居ました。
自分の尻を叩いていも、動かない。
まるで、心の中に二人いる様です。
前に進めない理由が分からない時、倦怠感や疲れた感じ、社会に適応ができない感じがありました。
「自分を責めている」で学生の頃を思い出しました。
受験勉強が思うように出来なかった、辛かった思い出です。
やらなければいけない勉強が進まない。
誤魔化すために、読書をする時間が増えました。
自分の性格が悪いからなどと、ネガティブな思いになりました。
辛くなるのを避けていたのでしょう。
誤魔化していて、あまり気がついていませんでした。
責める癖に気が付いたのは、10年前の心理セミナーの後のこと
頭に浮かんだことを、なんでも口に出して喋っていた時でした。
ハッとしました。
「だからオマエは駄目なんだ」そんな心の中の声でした。
学生の頃からだと思います。
辛いのは、なぜ葛藤して、自分を責めてしまうのか?
思ったことと、行動が違うのか?
そうなる理由が分からなかったからでしょう。
当時、理由をつけるとしたら「駄目な自分だから」
自分を否定して、嫌いになった訳です。
責めることも、理由が分かれば、減っていきます。
霧は晴れて、自分を認める方向に向かえます。
自分を好きになる、切っ掛けになります。
根本的な理由は、バーストラウマ、インナーチャイルドがあります。
心を見つめる勇気があれば、前に進めます。
ここのメンバーは、トラウマに対応できる人ばかりだと思います。
自分を責めている時に起きること
責めている自覚がない時、私の周りには許せない人、批判したい人がいました。
今、批判したい人が全く居なくなった訳ではありません。
気付いていない当時は、面と向かってその人に怒っていました。
私は、真面目な一面があります。
「やるべきことは、きっちりやらなければいけない」
「仕事は完璧でなくてはいけない」
「だらしないのはいけない」
怠けていたり、片付けができなかったり、そういう人が嫌いでした。
一方、現実の私はかなり「のんびりしている」「好きなことをしていることが多い」
「片付けが苦手」そんな態度でした。
批判しているのはまるで、自分のことの様でした。
子供の頃の父は、一日も休むことなく仕事をしていた。
休んではいけないという様に。
私は、仕事漬けの父に対する複雑な思いがありました。
父の仕事は立派、一代で会社を大きくした。
家族として父の態度を嫌っていました。
矛盾した気持ちをもっていた。
私の心の中に、もうひとりの父が居る感じです。
葛藤で動けない時、なにかしら理由はあるものです。
自分を責めてしまうのは、無意識に起きていました。
自分を責める言葉に気付いたら、止める様にします。
それだけで、だいぶ違いました。
責めていることに気が付くことは大事だと思います。
責めていることに気が付く
分かっているつもりで、分からないのが自分のこと。
〇思いを確認する意識づけをする
独りの時、想いをあえて口に出すようにしました。
口癖で責めていることに気が付きました。
日々のこととして、自分の想いを書き出します。
日記やブログを書いています。
私の場合は、葛藤が強い。
無意識の自分は、どうしたいのか? 実際にしている行動を書きました。
思うことと行動が違う時、双方を書き出してみます。
私には、二つの価値観があります。
「社会的な成功に価値がある」男性に多いかもしれません。
一方「気持ちや心が大事」だと思っている。
自分が好きなことで、活き活きしたい。
商売に例えると、儲かることに価値があるか、
それとも好きな商品やサービスを提供することに価値があるか。
自分の中の矛盾や葛藤に気が付くまで、時間は掛かりました。
いつも自分を責めてしまう人は、責めなくていいのです。
進めないこと、停滞している時、決められないことがあっても、
自分を罰しないでください。自分に優しくします。
「やる、やらない」で迷ったと時は、メリットとデメリットを書き出しました。
やるメリット、やるデメリット、やらないメリット、やらないデメリット。
4つを書き出した。
もう一つ、両方共に取る、両方共に取らないことを出してみた。
書く時、人には言えない様な本音で、面倒とか、怖い、そういうことが大事な様です。
〇どうなりたいか? 理想をイメージした
思う様にいかない、葛藤して抵抗するより
「どうなりたいか」を優先することは大切です。
なりたい方向を、はっきりさせる。
なかなか前に進めないとしても、行先が決まっているなら、あきらめになりません。
失敗が怖いなど、かなりあるからです。
見つめることで、葛藤が減ったものがありました。
私は、頭で方法論を考えてしまいがち。
実際は、不安や怖さ、地道な努力を嫌ったりする身勝手さ。
いろんな感情があるものです。
どこに向かいたいかが決まれば、悩む必要がない葛藤は減りました。
感じることを大切にする
私は、考えてしまうタイプ。
考えてばかりだと、心の動き、無意識の働きには気が付けないものです。
やっていることと、考えていること、話すことなど不一致になるのは
心、感情が強力だから。
感じることが常になると、不安や恐れなど見つめられる様になりました。
感情カウンセラーのスキルで、ネガティブなものに対応できています。
自分の心、無意識の想いに気が付きやすくなりました。
以前に比べると、自分の性格、葛藤も受け入れられる様になっています。
のんびりしている自分も、厳しめな自分も。
一見、矛盾するようなことを、許しています。
マイペースを許せるようになりました。
だいぶ度量は大きくなったと思います。
責めてしまうのは、パーソナリティに関係しています。
自分のパーソナリティを理解できる感覚は深まってきました。
自分を好きになるのは、ダメなところもあっていいじゃないか
例え葛藤があっても、それもあり。
より自分らしくなるためのことと捉えています。
悩みの種であったものが、実は才能の源泉だと思います。
自分を好きになったぶん、嫌いな人が減りました。
今は、人を批判したくなったら、自分のこと? と確認しています。
許せないことは、大概自分の責めたいことだから。
許せないことの多くを、人に見ていたのです。
自分勝手なところは、まだ少し引っかかっています。
許せる許容が拡がることで、面と向かって、人を怒らなくなりました。
そこはかとなく、平和な安心感は出てきています。
まとめ
〇自分を責めてしまうのは、トラウマが根本原因
気が付いたら責めるのを止める。駄目な人は誰も居ないからです。
〇どうなったらいいか? どうしたいのか? を見つめてみる
欲しいもの、なりたい自分に近づけない時、葛藤やこだわりに囚われないことも大事。
〇考えることより、感じることを優先することで、自分の心の動きは見えてきます。
モトでした。
静岡県静岡市でカウンセラーをしています。
私の得意分野は「職場、仕事の人間関係の悩み、コミュニケーションの悩み」。
対面や電話のカウンセリングも可能です。
相談には勇気がいります。初回割引きもご用意しています。ご相談をお待ちしています。