寂しさを感じて、それを奥さんにシェアをしたら、奥さんとの関係性がよくなり、そして私は幸せになった。
こんにちは、後藤です。
今更ですが、私後藤友馬は2020年12月に入籍をしました。いろいろありましたが、今は夫婦仲良くやっております。
結婚した直後はいろいろありました。その中の1つに結婚に関係する様々な観念に巻き込まれてしまったことがあります。「よい旦那さんになる!!」「夫婦は平等である」「自分が奥さんを引っ張っていく」「会話の時は奥さんの聞き役に徹する」など・・・これ以外のいろんな観念に巻き込まれてしまい、感情を感じることをサボってしまいました。そのため相手をコントロールする力をかけてしまい、奥さんとの仲が険悪になってしまいました。そうです、感情を感じることをサボるという感情カウンセラーとしてはあるまじき行動をとってしまったのです。
しかし、そんな状況下で行ったことの1つとして、自分の寂しさをしっかりと感じ、それを奥さんにシェアしたことがあります。それから関係性が変わりました。
今回は私の経験を元に初のパートナーシップネタでコラムを書いていこうと思います。
この記事の目次
結婚には罠がいっぱい
日本国憲法第二十四条第一項では「婚姻は、両性の合意のみに基づいて成立し、夫婦が同等の権利を有することを基本として、相互の協力により、維持されなければならない」とあります。要は当事者2人の問題なのです。実態はどうでしょうか?例えば結婚にまつわる言葉として「結婚は勢い!!」「亭主元気で留守が良い」「専業主婦」「専業主夫」「亭主関白」「かかあ天下」「自分が結婚しないと家業が自分の代で終わる・・・」「親を安心させないと・・・」「35歳女性が結婚できる確率2%」「35歳男性が結婚できる確率3%」などなど・・・、結婚に関してはたくさんの玉石混交な情報が世に溢れています。そして、知らぬ間にこれらの情報の影響を受けてしまっています。
そして後藤の場合は婚活・結婚生活を通じて、「良い旦那さんになりたい!!」という集合意識の影響をもろに受けてしまいました。そして観念的に行動してしまい、最終的には感情を感じることをサボってしまったのです。
そうです、感情カウンセラーとしてやってはいけないことを結婚生活でやっちまったのです・・・。
後藤の今までの恋愛・婚活
後藤の今までの恋愛・婚活を一言で言うと「いかに相手に合わせるか?」に重きを置いてやっていたような気がします。
その理由は私が幼い頃に遡ります。私の家族構成ですが、会社を経営している父、専業主婦の母、3歳下の弟でした。そして祖母が亡くなったのを機に、これに祖父が加わりました。
うちの両親の関係ですが、父は仕事で母は家のこと全般を担当していました。そのため父は家のことで気に入らないことがあると母に強く言っていました。時にはフライパン投げたり、時には母を蹴ったり、そして泣き出す母・・・。そのため中学2年生くらいに「将来は結婚したい!!」と思うようになったのですが、その願望が出ると同時に「家事もできる良い夫になるぞ!!」と思ったり「奥さんに対して優しい夫になるぞ!!」と心に誓うようになりました。
また恋愛においても、とある本で「男は女の話の聞き役に徹するのがベスト!!」と書いてありました。これを見て「ああっ、なるほど!!」と思い、合コンや当時の彼女の前では「話を聞きまくる男」に徹していました。要は主体性のない恋愛、優しいけどつまらない男だったわけです。
月日は流れ、後藤が感情カウンセラーになり結婚適齢期になった時も、このやり方で婚活をしてもうまくいきません。実際に女性を口説いてもなんというか・・・絶対に噛み合わない歯車のような違和感を感じたのです。この人とは楽しめない、この人とは何かを共有できないという想いです。そのため自分は本当に結婚できるのかというリアルな不安も出てきました。
しかしそんな時に知人が紹介してくれた女性こそ今の奥さんです。彼女は今までの女性とは明らかに違いました。特に2回目に夕御飯を食べに行った時にはふと「この人とは時間を気にせず、いつまでも話せる・・・」という今までの人生で感じたことのない素敵な想いを感じることができました。これが決めてとなり、この人と結婚することを決めたのでした。
寂しがる自分を認めたくないため、奥さんにイライラ!!
というわけで入籍しました。「とりあえず籍を入れて、細かいことは後で考えよう」というコンセプトです。なので、結婚式を挙げる日が決まっていなかったり、一緒に住んでいない週末婚的な感じでした。
しかし週末確実に会えるかというとそんなわけではありません。お互い忙しく会えない週末もあったりしました。その間連絡はLINEを使っていました。私はわりかし返信は早くする方なのですが、奥さんは忙しく返信できない時もありました。そこで私はイライラ(怒)
またしばらく会っていなく、久しぶりに会ったときに奥さんにいろいろ言われ、私はイライラ(怒)。そんな私はそれを態度に出してしまい、今度は奥さんがイライラ(怒)。そんなわけで喧嘩したり、「もうこの関係無理だよ〜」みたいになってしまいしました。
しかしあるとき私は気づいたのです。「私は寂しくて拗ねているのだ・・・」と。寂しさを感じたくないから、怒りで寂しさを隠しているのだと・・・。なんか似たようなことを以前のコラムで書いたような・・・。
というわけで、この奥さんのイライラに対する根本原因である「寂しさ」を感じることにしました。
そして奥さんごめんね・・・。
布団やソファーに寝転びながら寂しさを感じる
というわけで、寂しさを感じました。今回は布団やソファーに寝転びながら寂しさを感じました。子供のように泣きそうになりながら寂しさを感じました。
「まるで子供みたいで情けない!!」と思うかもしれませんが、私にとってはこれがいいのです。
なぜか?私は父に色々言われ苦しんでいた母を見て、「父親のような夫には絶対にならない、絶対にいい夫になる!!」と思っていました。なので、女性を嫌な気持ちにさせてはいけない、自分は我慢してでも女性に悲しい想いをさせてはいけないと思っていました。また今でこそ掃除・洗濯にも抵抗はなく、夕御飯を作る(片付け込み)のも楽しくやっていますが、本当のきっかけは「奥さんに辛い想いをさせないために、家事をしっかりできるようにならないと!!」という想いが根本にありました。というわけでいろいろやってきて、楽しくやっているのですが・・・やっぱり寂しかったんでしょうね・・・。幼い頃から頑張っていた裏側で寂しさを放置し、そして寂しさが蓄積してしまいました。その結果、自分に寂しい想いをさせた奥さんの言動に対してイライラしたのだと思います。
というわけで、「クゥ〜」と声をあげながら長年溜まった寂しさを感じたのでした。
寂しがっている自分を認めて、奥さんに自分の気持ちをシェアする
ところが、また奥さんにイライラして素っ気ない態度をとってしまいました。しかし数分後には「自分は寂しくて拗ねている」ことに気づきました・・・。やっちまったと思いました。
しかしその場で奥さんに対して謝罪をしつつ「ごめん、実は・・・寂しくて拗ねていた・・・」と正直に自分の気持ちをシェアしました。そしたら奥さんが笑って「かわいいね」と言ってくれました。
それから何か肩の荷が降りたような気がしました。もっと自分の気持ちを素直に表現していいのだと。寂しがっている自分を認めて感じ、それをシェアしても平気なんだと。
そしてその後は幸せを感じやすくなりました。奥さんの一言が身に染みるように嬉しく感じ、奥さんの一言で感動し、奥さんの一言でとても元気づけられたりなど、パートナーシップにおいて自分の寂しさをしっかり感じることで、パートナーからより喜びや感動を受け取りやすくなると思います。
パートナーシップで大切なこと
パートナーシップで大切なことは、自分の感情をしっかり感じることだと思います。もちろんパートナーのことを想いやるはとても大事です。しかし、パートナーばかりに意識がいってしまうと自分に意識がいかなくなり自分の感情を感じることをサボってしまい、感情が滞ってしまいます。それが原因でパートナーシップに関する不具合が生じるのだと思います。
私の「寂しがる自分を認めたくないため、奥さんの言動に対してイライラした」がまさにいい例です。自分のことに意識がいっていないので、何かあった時に「なんだこの女は(怒)」みたいにあたかもパートナーが悪いというようにすり替えてしまうのです。
というわけで自分の感情を感じてみましょう!!ポイントとしては自分一人で感情を感じることです。こうすることでパートナーに意識が行きにくくなり、自分の感情をしっかり感じられるようになります。
そしてどんな感情を感じたらよいか?オススメなのは「いい歳こいた大人がそんなこと感じるのはみっともない・・・」と思える感情を感じてみましょう!!おそらくそれが一番感じるべき感情だと思います。恥ずかしかったり、情けなかったりするかもしれませんが、その恥ずかしい、情けない気持ちも含めて感じてみましょう!!
そして自分の感情をしっかり感じてから、自分の気持ちをパートナーにシェアしてみてください。おそらくパートナーと今までと違った温かく感動するような関係性を築きやすくなると思います。
感情カウンセラー/エンジニア
機械系の大学院卒業後、自動車メーカーで働いていました。
その時から怒りが溜まりに溜まり、とてもよくキレていました。
本当にキレまくっていたため本当にこれはヤバいと思い、感情のことを学び始めました。
感情のことを学んでからは、仕事も楽しく、人間関係も良くなり、転職の際は年収が100万程度上がるなど、いいことがたくさん起こりました。
というわけで感情をクリアにすることは良いことだと思い活動しています。