仕事が忙しい時は部下の楽しそうな会話にイライラする。そんな自分を楽にするシンプルな方法。
■この記事でお伝えすること
・仕事でイライラするのはなぜ?
・イライラを減らす方法
・イライラが出る本質的な原因
・感情を感じることのメリット、デメリット
システムエンジニアの仕事をしていると忙しい時期はあるものです。
設計や開発、システムテストやユーザーテストなど挙げだしたら各工程ごとに忙しい気もします。(笑)
しかも、36協定や働き方改革などの影響で、残業をして納期をカバーするにも時間制限があります。
全体的な労働時間としては軽減される制度なので良いと思いますが、仕事の密度は上がり、ストレスが増えやすいと感じます。
「仕事量は変わらないけど、残業はするな!」という状況とも言えますね。
ストレスを受ける先が、肉体的なストレスから精神的なストレスに変わってきたと感じます。
そんなタイトな状況で仕事をしている時に、部下が楽しそうに雑談しているとイラッとします。
部下としては別に仕事に支障もないので、楽しそうに雑談しても明るい職場で良いと思うのですが、イライラするのも事実です。
この不一致を改善して、イライラのストレスを減らそうと思い、その時の感情を見つめてみることにしました。
この記事の目次
仕事が忙しい時は心の余裕がなくなっていく
忙しく仕事をしている時はとにかく焦って、テンパっているのが通常でした。
ただ「なんとかして納期に間に合わせないと!」と思えば思うほど焦るものです。
そうなれば、どんどんと心に余裕がなくなっていきます。
そうなると、自分のことで精一杯になり、それ以外は見えなくなるものです。
結果的に自分の心がすさんできて、ちょっとでも気に喰わないことがあると、感情が大きく反応して出てくる感じがしました。
周りは全て邪魔をしてくる敵!くらいの残念な状態になることもありましたね。。
そんな自分がとても嫌ですが心の余裕を戻すこともうまくできず、そのモヤモヤ感がさらに自己嫌悪になっていく感じがしました。
部下へのイライラを感じていく
感情の性質として、出てきた感情はそのままにしておくと、どんどんと心に溜まっていきます。
なので、家に帰ってから、楽しそうに話す部下たちのことを思い出して、その時のイライラを感じていくことにしました。
部屋のソファーにもたれて座りながらイライラを感じ始めると「こっちが忙しく仕事しているのに、楽しく雑談しやがって!!」という怒りが出てきていました。
それをさらにリアルに思い出して、胸のあたりにギュッと湧き上がってくる怒りを感じていきました。
そうすると、最初はイライラくらいの強さだった怒りが、徐々にボルテージが上がっていき、口から炎を吐きそうなくらいになっていきました。
「こんなにも怒っていたのか!」と思うとともに、社会性の観点などで激しい怒りを抑圧して生きているんだなと、改めて感じます。
もちろん、相手に対してこの怒りをぶつけていたら争いの日々になるでしょうが、抑圧するのも自分には優しくないですね。
そんなことを思いながら、更に怒りを感じていきました。
どんどんと怒りがヒートアップしていくに従って体中に力が入り、段々と疲弊してきました。
筋トレをやり過ぎて疲れてきたときのようでもあります。
疲れつつも全身で怒りを感じ続けていると、少し軽くなってきました。
ヘトヘトになってきたので「ここで止めようかな。」という考えが頭をよぎりましたが、「もう少し粘って感じきろう。」と思い、感じ続けていると「スッ」と怒りが抜けて出てこなくなりました。
ここで、今回の感情のクリアリングを終えることにしました。
正直、「あー、めちゃ疲れた。」と思うのですが、怒りを感じきってスッキリした感覚は気持ちがいいものです。
その後、同様のシチュエーションで感情が出にくくなるメリットもあるので、クリアリングを続けられている感じがします。
楽しそうな人が羨ましい
感情のクリアリングをした後は、事実を客観的に見やすくなるものです。
ですので、今回のイライラの件を振り返ってみました。
そうすると、楽しそうにしている人を羨ましく思う自分がいることに気づきました。
新入社員として就職してからはいつも忙しく余裕がない状態で仕事をしていたので、その影響もあると思います。
当時は自分が貧乏くじを引いたような感じがして、楽しく生きる人を羨ましく感じていました。
忙しくても、そうでなくても、さほど給料に差はありませんしね。。残念ながら。。
そんなことを考えていると、小さな頃から毎日を楽しめていない感じがしてきました。
小学校の頃から勉強が毎日の義務になっていったのも原因だと思います。
勉強は好きではなかったので、だんだんと辛い感じになっていき、日常の喜びや楽しさが減っていくのだと思います。
でも、勉強しないと親から色々と言われるし、点数が悪いと先生からの評価も気になって、無理して勉強してしまっているのでしょう。
「勉強しろ!」と一切言われなければ、どんな子供に育って、「どんな大人になっていたのか?」と考えると、随分と違った人生になっている感じがします。
やりたくないことを毎日する子供時代の影響は大きいですね。
「やりたくないことをするのが当たり前」の感覚のまま大人になるので、「やりたいこと」で仕事を選べないのかもしれません。
自分の人生を楽しみやすくなった♪
楽しそうな部下へのイライラを感じてクリアリングした後、自分の心を見つめてみました。
今まではなんとなく毎日がつまらない感じや辛い感じがあったのですが、それが少し減り、楽しめる感覚が増してきました。
シンプルに表現するなら「毎日が少しずつ楽しくなってきた!」感じです。
特に何か楽しいイベントがなくても、なんとなく楽しい感覚ですね。
ただ、子供の頃はこれが通常だったように思います。
それが大人になるにつれて減っていき、人生はつまらないもの、辛いものという修行的な認識になるのかもしれません。
「仕事や人生は辛いもの」と思っている人は多いのかもしれませんが、子供時代の抑圧が影響していそうな気がします。
「楽しいか?辛いか?」は自分の心の中の話ですが、どうせ生きるなら自分に優しく幸せな方を選びたいですね。
イライラが減って仕事がしやすくなった
感情のクリアリングをした後は、周りが楽しそうにしていても、あまり気にならなくなってきました。
そういう点で、仕事のストレスが減ってきましたね。
特に周りに影響されにくくなり、淡々と仕事をしやすくなった感じです。
感情のことを改善していると、感情のしこりが今の自分に与える影響は大きいといつも感じます。
みんなの感情が安定すれば、会社生活も快適なのかもしれませんね。
まとめ
今回は部下の楽しそうな話にイライラしたことを解消していきました。
日常によくある1コマかもしれませんが、このイライラの影響で仕事のストレスも上がっていました。
その時の感情をクリアリングしていくことで職場でのイライラが減っていき、イライラの原因が「毎日を楽しめていない自分だった」という気づきもありました。
誰かに対してイライラしているのですが、それはあくまで引き金になっているだけで、実は自分の心に原因があったんですね。
原因が自分にあれば、自分で改善しすいものです。
「自分を変えれば、相手も変わる。」という言葉がありますが、そのポイントを感情が教えてくれているという見方もできます。
不快で面倒くさい感情さんですが、煙たがらずに自分のより良い変化のために活かしていきたいですね。
誰しも大人になって働き始めると責任や義務など「やるべき事」に追われて、上司や顧客の評価を求めてしまいます。
これは生きていくために有効かもしれませんが、自分をすり減らすことにもなります。
だから「毎日がつまらない。辛い。」と感じるようになっていくのでしょう。
そんな時に大事だと考えているのが、
「今の自分を大切にする。」在り方です。
子供の頃は好きなことを中心に生きていたはずなのに、誰しも大人になるとそれができなくなってしまうものです。
その主な要因として、
・小さな頃にやりたいことをさせてもらえなかった。などの「満たされなかった欲求」
・自由に遊んでいたら「うるさい。」と親に叱られた。というような「傷ついた経験」
などの「インナーチャイルド」が影響していると考えます。
子供の頃から自由に振る舞うことは、わがままや自分勝手で「ダメな事」として成長するのが一般的であるため、「素直な自分の感情や感覚を無意識に抑えてしまう。」のでしょう。
「辛くても、楽しくても、人生は一度きりのもの。」
周りの目や評価を気にしすぎないで、今から「自分らしく人生を楽しむメンタリティ」を一歩ずつ養っていきませんか。
気軽に心のもやもやを話すことで、少し心がすっきりして
「これからの人生を楽しもう!」という気持ちに近づけると思いますよ。