【自分にはできない】仕事を任された時の否定感を改善するコツ。
こんにちは、感情カウンセラーの山田純平です。
大阪でシステムエンジニアをしていた時は、感情のトレーニングには最適の環境だと感じます。(笑)
というのも、当時に全社的なシステム品質の定義を任されることになりました。
個人的には「な、なぜ俺に?」という感じでした。
得意分野でもないですし、経験がある訳でもないので。。
どちらかといえば、「品質管理とかめんどくさいなー。」というタイプなのに、、(笑)
もしかしたら、上司から軽いノリで振られただけなのかもしれません。
で、実際に取り掛かってみると、これが予想以上に難しい。。
特に正解がある訳ではないので、立ち位置や目的次第で様々な定義が可能です。
なので、どんどん思考が広がっていき「どうしていいか分からない、、」という思いが強く出てきました。
正解が分からずに混乱しているようなイメージです。
今回はこの「できない」想いをクリアリングしていくことにします。
この記事の目次
「このままずっと完成しなかったらどうしよう、、」という不安が膨らむ
システム品質の定義を考えている時に「このままずっと完成しなかったらどうしよう、、」という思いが出てきました。
「正解はこれ!」というものがないので、結果が出ない可能性を感じてしまうものです、、
そう思えば思うほど、どんどんと出来ない怖れや不安が膨らんできて、胸のあたりに感情の波がが大きくうねっていきました。
心が暴れて苦しい感じですね。。
「やばい、やばい、」という感覚が膨らんでいくので、このままでは仕事や日常生活にも支障が出るでしょう。
感情の反応や影響とは恐ろしいものです。
とはいえ、こんな時にどうしていいか分からない人も多いのかもしれません。
だから、どんどんと「自分はダメだ。」とか「自分には才能がない。」というような自己否定を重ねていくのでしょう。
どちらにせよ、感情に人生を振り回されないように、うまく取り扱っていきたいですね。
いつもベストな結果を求めている。
そういえば、今まで自分が経験したことがない仕事があると「どうしよう、、できるかな、、」と不安に思っていました。
新しい顧客や業務に関するシステム、未経験のソフトウェアの案件を担当することはよくあることなので、その度に「できないかも、、やばい、、」という不安に思いに打ちのめされていました。
それを無理矢理、振り切って仕事をしていたので、精神的な疲労やストレスはかなりのものだったと思います。
そういえば、子供の頃から「できない人」というイメージがいつもあったように思います。
子供の頃はできないことがあると、よくいじけていたのを思い出しました。
子供だから出来ないことはたくさんあるのでしょうが、どこか心の深い部分で自分を否定している感じがします。
「何をやってもうまくできない。」
「何もできない。」
という思いがありますね。。
いじけていると誰かが助けてくれることも多かったので、癖になっているのかもしれません。
また、出来ない自分への悔しさもあり、そんな自分を過剰に否定してしまっている感じがします。
できない思いを感じていく。
今回のシステム品質の定義を考えていて出てきた「できない、、」という想いを感じてクリアリングしていきました。
出てくるままに「できない、やれない、ダメだ、、」という感覚を感じていくと、どんどんと胸の奥のあたりが苦しくなってきました。
心の深い部分からのメッセージを感じているようでもあります。
胸のあたりが苦しい状態をグッとこらえて、自分を否定する思いを感じ続けていきました。
だんだんと息が苦しくなるくらい全身にグーッ!と力が入ってきて、かなりしんどくなってきました。
この時が一番大事なタイミングです。
経験上ですが、これは「できない」想いに付随する感情がピークの時だからです。
人も辛い時を乗り越えて成長するものです。
感情もそれと同じなのでしょう。
辛いことをあえてやりたい訳ではありませんが、その後に自分の心が楽になるので止められないですね。
実は怒られるのが嫌だった!
今回の感情のクリアリングを終えて、色々と気づくところがありました。
それは「できない」という想いが嫌なのではなく、「できなくて怒られる」のが嫌だということです。
どうしても「できない状況」を自己否定しがちですが、できなくても怒られないなら、あまりヘコまない感じがしました。
小さな頃だけでなく、大人になっても仕事では「できない状況」だとダメ出しされたり、怒られやすいものですからね。。
もちろん、相手が自分を責めようとしていることは少ないでしょう。
・勉強ができるように
・運動ができるように
・仕事ができるように
と思ってのことだと思います。
ただ、そこに相手の感情が乗ってくると「自分のために言ってくれている。」とは考えにくいものです。
だから、「できない自分」が悪いように感じてしまうのだと思います。
また、怒られるかもしれない言動を反応的に避けてしまうこともよくありました。
できなくて怒られる状況にならないように、できない自分を演じてみたり、できないのが普通だと思ってみたりすることもあります。
さらに、言いたいことを言わずに無理して相手に合わせることも割とあります。
こうすれば傷つかなくてすむのですが、自分の言いたいことを抑えてしまいます。
怒られてもいいから自分の「やりたいこと」や「言いたいこと」を素直に表現できるメンタリティを養いたいものです。
できなくてもいいかも。という感覚がアップした!
「できない」想いを感じてクリアリングした後、少し感覚が変わってきました。
なんとなくという感じではありますが「できなくてもいいのかも。」という感覚が出てきました。
今までは「ちゃんとできないといけない。」という感覚が常にあり、それに沿って行動していたように思います。
子供の頃から良い子を演じていると、そのような感覚になりやすいのかもしれません。
その感覚が少し緩んできたのであれば嬉しいかぎりです。
レビューで指摘をされても、否定感が薄くなった。
一旦システム品質の定義を作成したのですが、最近になってそのレビューがありました。
特に自信があった訳ではなかったので、レビューの日は少し憂鬱でしたね。
実際にレビューを受けると、予想通り色々と指摘を受けました。
ただ、特に否定感を感じることもなく、割とポジティブな意見として素直に受け入れやすくなりました。
できない怖れが減った分、相手の意見をフラットに聞きやすくなのだと思います。
自分の心の課題(感情)を少し解消しただけですが、心に変化があり、それによって現実にも変化を及ぼすのでしょう。
感情とは厄介でもありますが、より良く生きるサインにもなります。
そう考えると面白いものですね。
まとめ
「できない」という想いから始まった今回の改善と気づき。
「できないと怒られる」というトラウマや「ちゃんとできないといけない」という思い込みによって、「できない状況」を自分でダメなこととして、自己否定してしまっていました。
その思いや怒られる怖れを感じていくことで「できない」感覚が少し緩んできました。
過去の傷ついた経験(トラウマ)や無視していた感情が現実に影響を与えていると改めて感じます。
その感情を感じてクリアリングしていくことで、少しづつ現実が変わっていく。
コツコツ積み上げていく方法ですが、自分の努力次第で着実に変化していけると思いますよ。
誰しも大人になって働き始めると責任や義務など「やるべき事」に追われて、上司や顧客の評価を求めてしまいます。
これは生きていくために有効かもしれませんが、自分をすり減らすことにもなります。
だから「毎日がつまらない。辛い。」と感じるようになっていくのでしょう。
そんな時に大事だと考えているのが、
「今の自分を大切にする。」在り方です。
子供の頃は好きなことを中心に生きていたはずなのに、誰しも大人になるとそれができなくなってしまうものです。
その主な要因として、
・小さな頃にやりたいことをさせてもらえなかった。などの「満たされなかった欲求」
・自由に遊んでいたら「うるさい。」と親に叱られた。というような「傷ついた経験」
などの「インナーチャイルド」が影響していると考えます。
子供の頃から自由に振る舞うことは、わがままや自分勝手で「ダメな事」として成長するのが一般的であるため、「素直な自分の感情や感覚を無意識に抑えてしまう。」のでしょう。
「辛くても、楽しくても、人生は一度きりのもの。」
周りの目や評価を気にしすぎないで、今から「自分らしく人生を楽しむメンタリティ」を一歩ずつ養っていきませんか。
気軽に心のもやもやを話すことで、少し心がすっきりして
「これからの人生を楽しもう!」という気持ちに近づけると思いますよ。