【人前で話すことが苦手】顧客との打ち合わせで緊張を軽くする方法
みなさん、こんにちは。感情カウンセラーの山田純平です。
大阪でシステムエンジニアをしていた時は、お客さんとの打ち合わせがよくありました。
今回は私が過去に担当していたERPパッケージシステムの説明をすることになりました。
ただ、そのシステムの担当になったばかりであまり理解できていない状態でした。
何とか説明できるだけの知識を習得したかったのですが、他のお客さんの案件も担当しているので余裕が全くありませんでした。
日々、仕事に追われてしまうのは現代人の常でしょうか。
とはいえ、打ち合わせの日程を変更できる訳もなく、なんとか全体を説明できるくらいに仕上げました。
自分なりには頑張ったのですが、細かなところを質問されるとうまく回答できないレベルなので当日は不安なまま客先へ向かいました。
打ち合わせの時は「質問されたらどうしよう、、」と不安に思いながら説明を始めました。
予想通りマニュアル的な説明になりましたが、それよりも「質問されたらヤバい。」という緊張のほうが強かったですね。
質問がくるかもしれない不安を抱きつつ説明を続けるのは結構苦痛でした。
さすがに「質問が全くない。」ということはなく、いくつか質問がありました。
「やばい!」と思ったのですが、私が知らない機能の細かな仕様についてだったので回答は後日することにしました。
なんともバツの悪い体験でしたが、打ち合わせが終わってほっとしたのが正直なところです。
準備や理解が完璧であることはまずないとは思いつつも、緊張してしまった原因を振り返って改善することにしました。
この記事の目次
質問されたらどうしよう、、という緊張感
打合せでシステムの機能説明をしている時はずっと「質問されたらどうしよう?」と思っていました。
「聞かれたらヤバい!」という不安もあって、胃も徐々に痛くなってきました。
小さい頃から人前で話すときは緊張して胃がシクシク痛くなるタイプなので、今回もかなり胃にダメージを受けていましたね。
分からないことを聞かれたら答えられないので、説明しながらもずっとドキドキしていました。
胃の痛みとともに、喉も乾いてきました。
「質問されたら、どうやってうまく回答しようか。」と考えながら説明していると、めちゃくちゃ疲れてきました。
持てる能力をフル回転している感じがしましたね。
分からないことを聞かれた時のバツの悪さをずっと気にしながら2時間説明するのは厳しい修行でした。
子供の頃から緊張すると手が震えていた
そういえば、子供の頃から人前で話すときはめちゃくちゃ緊張していました。
小学生の頃にクラスのみんなの前で発表する時も、胃が痛くて手足が震えながら、話したことも覚えていない状態でした。
数時間は胃のダメージも取れずに緊張の余韻が残っていましたね。
みんなに見られているという状況がとても怖かったです。
「ちゃんとできるかな。」「笑われないかな。」とビクビクしながら話をしていました。
周りの目を気にしすぎていたのでしょうね。
なので、大人になっても会議や打ち合わせなどでみんなの前で発言する時は同じように緊張していました。
感情のクリアリングをし続けているので随分と改善はされましたが、まだ多少は緊張します。
子供の頃からの根深い心理的な反応なので、地道に改善していきたいですね。
分からないことを質問される怖れを感じる
打ち合わせが終わって家に帰ってから、その時のことを思い返してみました。
説明に自信がない時は特に「質問されたら嫌だな。」と思ってしまいます。
ソファーに座りながら、その時のことをできるだけリアルに思い出して感じていきました。
「質問されて分からなかったらヤバい!」という怖れを感じていると、どんどん怖い想いが強くなっていきました。
「本当に質問されたくないんだな。」と思いながら、その感情を丁寧に感じていきました。
次第に胸の奥のあたりがきゅーっ!と苦しくなってきて、逃げ出したい気持ちになりました。
「これが感情を避けたくなる理由だな。」と思いながら、感情を見ないようにしてしまう心理を改めて理解しました。
それでも少し粘って怖れを感じていくと、強い怖れが湧き上がってその後、すっと消えていきました。
発生した感情には限りがあるので、感じていくことでクリアリングしていけるんですね。
ネガティブな感情は感じたくないものですが、感じてクリアリングすることで今後の感情の発生を軽減できます。
感情は溜めないことが大事なので、コツコツお掃除していきたいですね。
どこか完璧を求めてしまう心理
今回のクリアリングを終えて、打ち合わせの件を振り返ってみました。
いつからかお客さんに対して分からないことや回答できないことがあるのは「ダメなこと」と思っていました。
完璧主義が強かったのかもしれません。
新入社員の頃からの教育や経験がそう思わせるかもしれません。
昭和の「お客様は神様です。」という発想が染み付いてしまったのでしょうか。
確かに昔はちょっとでも不備があると上司から怒られたものです。
お客さんに対しては特に厳しかったですね。
いつも怒られないように無理して頑張って遅くまで仕事をしていたのを思い出します。
確かにシステムの提供先であるお客さんのニーズは重要だと思います。
でも、完璧を求めるのは行き過ぎな感じがします。
何事においても完璧は無理ですからね。
ただ、もっと過去を振り返ると小学生の頃から授業で分からないことがあると先生から指摘されることがあり、それが嫌で仕方がなかったのを思い出しました。
怒られると自分がダメな人のように感じて傷つくので、それが嫌で避けたくなると思います。
幼少期の心の傷はインナーチャイルドと呼ばれ、大人になってもその傷は残っているようです。
だから、大人になっても怒られないことや傷つかない選択を優先してしまうのかもしれません。
傷つくのは誰でも嫌ですが、自分の幸せも大切にして仕事をしたいですね。
仕事の結果に対して少しゆるくなってきた
クリアリングを終えてから仕事の結果に対して、少しゆるくなってきた気がします。
完璧を求めすぎずに、できていることを受け入れやすくなってきた感じです。
できていないところばかり見ても自己否定にしかなりません。
でも、仕事の大半はできていることのはず。
できていないことだらけだったら、大問題ですからね。(笑)
お客さんの目線で考えれば完璧な仕事をしてくれるほうが嬉しいでしょうが、それでは自分が疲弊してしまいます。
準備の時間にも限界がありますし、完璧に仕事ができるタイプでもないので、無理して頑張りすぎないで自分にできることを受け入れることで、打ち合わせでも緊張が軽くなって話しやすくなると思いますよ。
まとめ
今回は打ち合わせで分からないことを質問される怖れをクリアリングしていきました。
人間なので常に全てのことが完璧であるはずがありません。
でも、どこかその完璧性を求めてしまっていました。
会社員として叩き込まれたお客様至上主義が起因しているように思います。
また、幼少期のトラウマの影響もあり、完璧で傷つかない人を目指してしまうのかもしれません。
でも、それは叶わない夢を追い求めるのに似ています。
自分の足りないところや失敗、ダメな部分を受け入れるのは辛いことかもしれませんが、それもひっくるめて今の自分です。
良いも悪いも、今の自分を受け入れて成長していきたいですね。
インナーチャイルドについて詳しく知りたい方はメルマガでも紹介していますので、宜しければご登録いただけると嬉しいです。
メルマガ:感情に振り回されず、自分らしく人生を楽しむ5ステップ
誰しも大人になって働き始めると責任や義務など「やるべき事」に追われて、上司や顧客の評価を求めてしまいます。
これは生きていくために有効かもしれませんが、自分をすり減らすことにもなります。
だから「毎日がつまらない。辛い。」と感じるようになっていくのでしょう。
そんな時に大事だと考えているのが、
「今の自分を大切にする。」在り方です。
子供の頃は好きなことを中心に生きていたはずなのに、誰しも大人になるとそれができなくなってしまうものです。
その主な要因として、
・小さな頃にやりたいことをさせてもらえなかった。などの「満たされなかった欲求」
・自由に遊んでいたら「うるさい。」と親に叱られた。というような「傷ついた経験」
などの「インナーチャイルド」が影響していると考えます。
子供の頃から自由に振る舞うことは、わがままや自分勝手で「ダメな事」として成長するのが一般的であるため、「素直な自分の感情や感覚を無意識に抑えてしまう。」のでしょう。
「辛くても、楽しくても、人生は一度きりのもの。」
周りの目や評価を気にしすぎないで、今から「自分らしく人生を楽しむメンタリティ」を一歩ずつ養っていきませんか。
気軽に心のもやもやを話すことで、少し心がすっきりして
「これからの人生を楽しもう!」という気持ちに近づけると思いますよ。