自分の意見を曲げない上司への怒り!!相手への感情を軽くして、冷静に対応する方法。
こんにちは。
感情カウンセラーの山田純平です。
最近はシステムエンジニアとして、新しいプロジェクトに配属されました。
既にプロジェクトの状況は終盤。結合テストから総合テストという段階です。
そんな重要なタイミングでの参入。
ただ、対象のシステムや関連システム、業務内容も知りません。
困ったものだと思いつつ、資料を読み漁り、現状理解を進めていました。
一緒に配属された上司も同様で、与えられた責務に対して知識やスキルが見合っていない様子でした。
実はIT業界ではこのような状況はよくあることです。業界あるあるでしょうか。
そして、今よりも知識や技術などをレベルアップしていくことで、成長していくことができます。
そのようなプロジェクトに配属になったのも何か理由があるのかもしれません。
丁寧に引き継ぎしてくれる状況でもなく、右も左も分からない状態でしたが、直近の総合テストの進捗管理資料のたたき台を考えることになりました。
上司を含めてメンバーで案を出すのですが、こちらの提案を上司が受け入れてくれません。
自分の案が正しいと思っているようで、どうしても自分の案にしたい雰囲気でした。
私は自分の案をどうしても推進したい訳ではなかったのですが、あからさまな上司の態度にムカついてきました。
色々な観点から話をした結果、結局は私の提案内容のほうが適切だとなりましたが、上司の心はそれを受け入れられない様子。
頭で論理的に考えると、私の提案のほうが適切だと分かっているようですが、心がそれを嫌がっている感じでした。
その気持ちも分かるけど、その矛先を私へ向けないで欲しいものです。
終始イライラしている上司に対して、さらに腹が立ってきました。
今回はこのイライラを深めて、解消していきたいと思います。
この記事の目次
自分の意見を曲げない上司への怒り。
私の意見を受け入れないで、自分の意見を譲らない上司は正直うざかったです。
上司の提案はどう考えても、運用上無理のある資料だったので、「素直にそれを受け入れろ。」と思っていました。
最初は冷静に対応していたのですが、上司が結構粘るのでだんだんとイライラが増してきました。
それが「お前の見栄で、みんなの打ち合わせの時間を使うな!」という怒りになっていきました。
「無駄な時間を使わせるな!」という怒りと共に、相手のイライラの感情を受けてしまい、どんどん怒りがましていった感じです。
自分の怒りではないものも乗っかってきている感じがして、「しまった!」と思い、心の距離を取りながら自分の感情を落ち着かせていました。
出来ない上司への怒りがあった。
そういえば、このようなパターンはよくある気がします。
システムエンジニアとして駆け出しの頃、仕事が出来ない人が自分の上司だった場合によくムカついていました。
「俺に不都合な状況を作るな。」
「迷惑をかけるな。」
「お前のせいで余計な作業をさせられるのはごめんだ。」
そんな思いが湧き上がってきます。
確かに、入社して数年目の上司は仕事はできないタイプでした。
人付き合いはうまいのですが、業務のことになるとからっきし。
その影響を受けて、多くの作業や残業をさせられたものです。
こちらから提案しても、それは能力的に出来ないようで、どうにも改善できない状況が続いていました。
最終的には上司の改善を諦めたのですが、こちらの作業負荷は高く、大変な毎日でした。
そんな事もあり、出来ない上司やリーダーには怒りが出やすいように思います。
相手が自分の意見を引かない時の怒りを感じる。
今回の怒りの反応を解消していくために、上司が自分の考えた資料案を譲らない時の怒りを感じていくことにしました。
「めんどくさい奴だな、こいつ。」とムカついている時の怒りを胸の辺りで捉えて、ぐっと感じていきました。
湧き上がる怒りの感情はとても強く、胸焼けがして嗚咽も出そうな感じがしましたが、それを堪えて丁寧にじっくりと感じていきました。
強い怒りはなかなか収まりませんんでしたが、5分ほど続けていると怒りの度合いが少し緩くなってきました。
少し疲れてきたので、ここで怒りを感じることを緩めたくなりましたが、なんとか粘って感じてみました。
すると、さらに怒りが柔らいできて、自然と消えてなくなっていきました。
怒りが消えた後には青白いぼやっとした玉みたいなものが見つかり、それをさらに感じていきました。
かなり強い感情のエネルギーを感じましたが、自分に溜まっている感情なので、それを受け入れて感じ続けました。
どのくらい経ったのか正確には覚えていませんが暫く続けていると、その玉も徐々に薄くなって消えていきました。
気づき
怒りの感情をクリアリングした後、なぜこの状況で怒りが出たのかを振り返ってみました。
上司と部下という関係上、プロジェクトや作業の主導権は上司にあります。
でも、適切な資料案を採用せず自分の案を譲らないことで、今後の進捗管理作業に支障が出ることを嫌がっていて、「どうせ後で修正することになるんだけどな。」と感じていました。
そして、後々、無駄な作業をさせられる可能性をとてもストレスに感じていました。
私にとって自分の負荷が上がったり、不都合な状況になることはとても避けたい事象で、怒りなどの感情が反応しやすいと感じます。
なぜそれを避けたいのかを深めてみると、父親のことを思い出しました。
父親はとても自由な人です。それは、自分勝手とも言えます。
家族旅行で食事に行くときでも、地元料理の店の前で「自分はカレーが食べたい。」と言い出して、後で待ち合わせすることになったこともあります。
その自由さに家族のみんなが振り回されていました。
そんな父親への怒りや認めたくない思いが隠れていたと思います。
ただ、父親のことは「好き勝手生きれていいな。」とも思っていました。
このアンマッチが自分が自由に生きることを抑圧しているのかもしれません。
父親の在り方を認めて、自分ももっと自由に生きていきたいと思います。
相手の気持ちを尊重する感覚が出てきた。
今回の感情のクリアリングを終えた後、感覚レベルで変化が出てきました。
相手も無理して自分の意見に固執したい訳ではないかもしれません。
自分の意見が否定されたように感じてしまい、それに反応している可能性もあると思えてきました。
自分でコントロールできない反応なのであれば、自分では対処のしようがないのでしょう。
そう考えると、相手の反発や反応を聞き流すのもありかなと思えてきました。
自分の作業負荷が上がるのであれば、相手任せには出来ないですが、そこの見極めができれば、その後は相手に委ねる感じでも良いのかもしれません。
意見を曲げない人もフラットに対応しやすくなった。
相手が意見を曲げない時に、「まぁ仕方がなないか。」と思えることが増えてきて、無駄に反応しなくなってきました。
ですので、相手の意見を尊重しつつ、こちらの不都合にならないポイントを探りながら対応しやすくなり、双方に余計なストレスが減ってきたと思います。
相手のイライラにこちらが反応してしまうと、相手の感情がさらに刺激を受けてイライラが膨らむ悪循環が減ったのだと思います。
そう考えると、自分自身が感情的にクリアで、余計な反応がないほうがコミュニケーションや人間関係が良好になりやすいと感じます。
感情をクリアリングすることは自助努力になりますが、それが自分のためにも、周りのためにもなっていくのだと思います。
まとめ
今回は上司が意見を曲げないことから出た怒りを感じる旅でしたが、自分が不都合を被る可能性を許容できないことがネックになっていました。
「面倒なことは嫌。」というのは誰にでもある思いかもしれませんが、それを減らしていけると、人とのコミュニケーションもスムースになっていくと感じます。
また、不都合を許容できない原因として、自由?自分勝手?な父親への怒りがありました。
これは別途クリアリングしていきたいと思いますが、過去の出来事が現在の自分に大きく影響を与えていると感じます。
過去の忘れてしまった出来事ほど、自分への影響が強いのかもしれません。
忘れてしまっているが故に、対処が難しいところですが、日々の感情的な反応から過去の原因を見つめていけると、今よりも自由な心に戻っていけそうな気がします。
山田純平
誰しも大人になって働き始めると責任や義務など「やるべき事」に追われて、上司や顧客の評価を求めてしまいます。
これは生きていくために有効かもしれませんが、自分をすり減らすことにもなります。
だから「毎日がつまらない。辛い。」と感じるようになっていくのでしょう。
そんな時に大事だと考えているのが、
「今の自分を大切にする。」在り方です。
子供の頃は好きなことを中心に生きていたはずなのに、誰しも大人になるとそれができなくなってしまうものです。
その主な要因として、
・小さな頃にやりたいことをさせてもらえなかった。などの「満たされなかった欲求」
・自由に遊んでいたら「うるさい。」と親に叱られた。というような「傷ついた経験」
などの「インナーチャイルド」が影響していると考えます。
子供の頃から自由に振る舞うことは、わがままや自分勝手で「ダメな事」として成長するのが一般的であるため、「素直な自分の感情や感覚を無意識に抑えてしまう。」のでしょう。
「辛くても、楽しくても、人生は一度きりのもの。」
周りの目や評価を気にしすぎないで、今から「自分らしく人生を楽しむメンタリティ」を一歩ずつ養っていきませんか。
気軽に心のもやもやを話すことで、少し心がすっきりして
「これからの人生を楽しもう!」という気持ちに近づけると思いますよ。