【上司との面談でイライラする!】湧き上がる怒りや自己否定を軽くする方法
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ボーナスの査定面談で「できていないこと」を指摘される。
こんにちは。感情カウンセラーの山田純平です。
2月~3月は賞与査定の時期ですね。一般的にはこの時期は査定面談があります。
でも、面談って面倒くさくて好きな人は少いかもしれませんね。
ITエンジニアだと詳細設計やプログラムだけなら定量化しやすいのですが、要件定義などの定量化は結構難しく、無理やり数値に落としこんで評価するので、準備や面談自体が無駄な時間に感じてしまいます。
とはいえ、上司も明確な基準がないと評価が難しいので仕方がないのでしょう。
そんな違和感を感じながら査定面談にのぞんでいました。
その年は上流工程が多かったので全体的にやったことを伝えたのですが、評価がしにくいのでタスク毎に定量化してくれと指摘がありました。
個人的には面倒だと感じ、指摘されたことに対して怒りが出てきました。
こちらとしては、業務が忙しかったので、面談のための準備を極力省きたかったのが正直なところです。
今回は忙しいのに余計や時間をさかないといけない感じがして出てきた怒りを見ていきたいと思います。
面倒なことをさせるな!という怒り
仕事の成果を定量化するように上司からr指摘があった時は「うわっ!面倒くさい!」と感じました。
1年間を振り返って定量化するのはかなり時間も手間がかかります。
「毎月、作業結果を定量化していれば済むこと。」と言われればそれまでですが、日々の作業に追われるとなかなかやれないものです。
私が忙しいのは上司も知っていることなので、「うまく汲み取ってほしい。」という想いが出てきました。
それと同時に面倒を押し付けられた怒りが「ぶわっ!」と大きくなってきました。
「忙しいのに面倒を増やすな!」という気持ちです。
上司にムカつきながらも面談を終えてから、報告内容をまとめ直しました。
急な作業を振られるとイライラする
個人的に面倒なことは増やしたくないものです。
20代の頃はいつも終電で帰っていたので、作業は増やしたくない想いが強くなっていったのでしょう。
余計な作業が振ってこないようにいつも意識していましたね。
とはいえ、避けられるものとそうでないものがあるので、想定外の作業が発生するとイライラが出てきます。
そんな時はこっちの都合も考慮してほしいと思ってしまいます。
でも、現実は全て自分の都合よくいくとは限らないので、プロジェクトや社内の業務など全体を見据えることが必要かもしれません。
面談のイライラを感じる
仕事が終わってから、面談で定量化するように指摘されたことを振り返ってイライラを感じていきました。
「忙しいのに作業を増やすな!」と想いながら怒りを感じていると、どんどん腹が立ってきました。
面談の時は表面的な怒りを感じていたのでしょう。
本音ではもっと腹が立っていたのが分かり、それを感じていきました。
胸のあたりに出てきた強い怒りのエネルギーを感じていると、とても悲しい感じがしてきました。
怒りの奥に悲しみが存在している感じです。
それをさらに感じていると、胸がぎゅーっと苦しくなってきました。
結構な悲しみがあったのでしょう。
それを丁寧に感じて悲しみが抜けるまで続けていきました。
最後は特に怒りも悲しみも出てこない状態になったので、解消を終えました。
自分を受け入れてほしい
怒りと悲しみの解消を終えて、査定面談で指摘された件を振り返ってみました。
感情がクリアになれば状況を客観視しやすいので、振り返りは重要です。
今回は面倒な定量化の作業を振られて怒りが出きましたが、その奥には悲しみがありました。
そこを見つめてみると、「相手が自分のことを気にしてくれていない。」のが悲しかった感じがしました。
上司としては公平に客観的に評価できるために必要な指摘をしたのでしょう。
ただ、私は自分が否定されたように感じてしまい、自分が伝えた内容を受け入れてほしい想いがありました。
今回のように相手の意図と自分の想いがずれることはよくあると思います。
相手が自分の心まで十分に理解した言動をしてくれることは少ないでしょう。
相手の心を理解するにはそれなりに経験や知識も必要です。
そう考えると、そもそも上司に無理のある注文をしてしまっていたと思います。
でも、つい認めてほしいと思ってしまうものです。
このような気持ちは誰にでもあるものですが、心の奥には「自分には価値がないのでは。」という想いがあります。
この無価値感を生み出す原因はバーストラウマやインナーチャイルドにあると考えています。
これがネガティブな感情を生み出すので厄介ですね。
でも、出てきた感情を1つ1つ丁寧に取り扱うことで改善していけます。
コツコツ改善を積み上げていくと日々の自己否定が減って、生きるのが楽に楽しくなっていきます。
感情が反応するには原因があるのでこれからも自分で解消しつつ、それを活かしてクライアントさんのサポートをしていきたいですね。
相手の言動を受け入れやすくなった。
今回の感情のクリアリングを終えて、相手の言動を少し受け入れやすくなりました。
「相手には相手の意図や都合があるよね。」という心持ちになり、自分が否定されたような関連付けが薄くなった感じがします。
事実を客観的に捉えやすくなった感じで、今までは過剰に反応していたように思います。
感情が減ってくると相手のことを理解する余裕も生まれますね。
冷静に状況を把握しやすくなると、相手とのミスコミュニケーションも減ってきます。
感情って色々と現実に影響を与えていると改めて思います。
まとめ
今回は過去の査定面談で出た怒りの感情をクリアリングしていきました。
面談では1年分の作業を定量化するように指摘がありましたが、その面倒くさいイライラの裏側に今の自分を受け入れてほしいという想いや悲しみが隠れていました。
怒りは第2感情と言われており、その奥に別の感情があります。
でも、出てきた感情をクリアにしないとその奥の感情は見えにくいものです。
これらの感情の影響で相手の言動を客観的に判断できなくなり「相手が悪い」と思ったり、「自己否定」を感じてしまいます。
思っているよりも感情の影響は大きいので、感情をクリアリングすることは未来の自分に優しいアクションだと思います。
個人的な経験では、感情に振り回されなければ毎日のストレスが随分と減ると思います。
毎日、心が平穏な状態でいられると仕事もはかどりますし、疲れにくいですからね。
感情を生み出す原因となる「バーストラウマやインナーチャイルド」は誰にでもあるものなので、これらのトラウマに振り回されないためにも感情をクリアにして幸せな時間を増やしていきたいですね。
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メルマガ:感情に振り回されず、自分らしく人生を楽しむ5ステップ
誰しも大人になって働き始めると責任や義務など「やるべき事」に追われて、上司や顧客の評価を求めてしまいます。
これは生きていくために有効かもしれませんが、自分をすり減らすことにもなります。
だから「毎日がつまらない。辛い。」と感じるようになっていくのでしょう。
そんな時に大事だと考えているのが、
「今の自分を大切にする。」在り方です。
子供の頃は好きなことを中心に生きていたはずなのに、誰しも大人になるとそれができなくなってしまうものです。
その主な要因として、
・小さな頃にやりたいことをさせてもらえなかった。などの「満たされなかった欲求」
・自由に遊んでいたら「うるさい。」と親に叱られた。というような「傷ついた経験」
などの「インナーチャイルド」が影響していると考えます。
子供の頃から自由に振る舞うことは、わがままや自分勝手で「ダメな事」として成長するのが一般的であるため、「素直な自分の感情や感覚を無意識に抑えてしまう。」のでしょう。
「辛くても、楽しくても、人生は一度きりのもの。」
周りの目や評価を気にしすぎないで、今から「自分らしく人生を楽しむメンタリティ」を一歩ずつ養っていきませんか。
気軽に心のもやもやを話すことで、少し心がすっきりして
「これからの人生を楽しもう!」という気持ちに近づけると思いますよ。